ココナラでLINEスタンプを作ってみた【初心者が3日で実践した作り方から販売方法まで解説】
- オリジナルのLINEスタンプを作ってみたい
- 絵を描くのが苦手でもかわいいスタンプは作れる?
- 実際、収益化はできる?
こういった疑問にお答えします。
☑︎本記事内容
- 自作のLINEスタンプの作り方を解説します
- 絵が描けなくてもかわいいスタンプを作る方法【ココナラ利用】
- 販売収益はどれくらいかお見せします
「自分だけのオリジナルスタンプを作ってみたい」
「友達や家族にプレゼントしたい」
「あわよくば、バズって儲けたい」
毎日LINEを使っていて、そう考えることはありませんか?
「良い構図は思いつくけど、絵に自身がないな、、、」
そう考える人も多いと思います。しかし、最近はアイデアさえあれば実現できる環境が整ってきており、隙間時間があればサクッと作れてしまいます。
絵を描くのが苦手な私が、3日程度の隙間時間を使ってこのような自作のLINEスタンプをつくりました。
これを実現するための材料は以下です。
- LINEアカウント
- ココナラアカウント
- ノート(アイデア出し)
自作のLINEスタンプの作り方を解説します
LINEスタンプ作成までのストーリーは以下です。
- 必要なスタンプ画像を揃える
- LINE CREATORS MARKETに登録する
- スタンプを登録する
- 審査をリクエストする
- 販売開始
1.必要なスタンプ画像を揃える
LINEスタンプは、1セット単位で申請します。1セットは、8個/16個/24個/32個/40個から選択します。作りたいスタンプの構成を考え、必要な個数の画像を用意します。
スタンプに使う画像の作成方法は、自分で全て用意する方法と一部を外部に依頼する方法があります。
・絵を描くのが得意だ!
・ペット等の写真を使う予定だ!
という方は、前者です。淡々と画像を用意して②へ進んで大丈夫です。
・絵を描くのが苦手だ、、、
という方は、後者です。詳しいやり方は次の章で紹介します。
2.LINE CREATORS MARKETに登録する
LINE CREATORS MARKETは、LINEスタンプの登録、販売、管理、売上確認等を行えるLINE提携の公式サイトです。
LINEアカウントがあれば、誰でも簡単に利用することが可能です。
ログインできたら、クリエイター情報の登録を行います。
3.スタンプを登録する
マイペースの新規登録から、スタンプを選択してスタンプの登録を行います。
- 表示情報
- スタンプ画像
- タグ設定
- 販売価格情報
これらを入力していきます。
そんなに難しくありませんので、やってみるのが早いと思います。
以外のブログが参考になります。
https://appllio.com/make-and-sell-line-illustration-creators-stamp-with-apps
なお、スタンプの登録状況はマイページのアイテム管理から編集・確認することができます。
4.審査をリクエストする
5.販売開始
審査をリクエストし、通過すると通知が来ます。審査通過後、リリースボタンをクリックすると、いよいよ販売が開始されます。
スタンプの販売は、実はすごくシンプルで、作りたいスタンプの画像さえあれば誰でも簡単にできます。
スタンプ作成で1番難しいのは、画像の構図を考え、それを絵にするところです。
絵が苦手な私が行った方法を次の章で紹介します。
絵が描けなくてもスタンプを作る方法【ココナラ利用】
絵が描けなくてもよい理由
結論、絵を描けなくても可愛いスタンプは作れます。
その方法は、「絵を描く部分を外部に頼む」という方法です。
スタンプを作成するには、以下が必要です。
- キャラクターデザイン
- 構図
- メッセージ
このうち、自分で担当する範囲と外部に依頼する範囲を決めましょう。ちなみに私は、構図とメッセージは自分で考え、他は外部に依頼しました。
スタンプの作成はどこに依頼すれば良い?
ここでは、私が実際に依頼した『ココナラ』を利用した方法をご紹介します。
ココナラとは、個人の知識・スキル・経験などを出品・購入できるスキルマーケットです。アプリ一つでアマチュア〜プロレベルの人に色々なことをお願いできます。
最近、CMでよく見かけるようになりましたが、有名になったのはここ1〜2年でしょうか?私が知ったのは1年前で、すごく面白いコンセプトだと感じました。
ココナラのアプリから、スタンプのデザインを頼みます。具体的な手順は以下です。
- ココナラのアプリをダウンロードする
- 初回登録する
- 出品されているスキルの中からLINEスタンプを探す
- 好みのデザインの出品者に依頼(購入)する
- 出品者とやり取りしイメージを伝える
- LINEスタンプの画像が出来上がる(納品)
ココナラには多種多様なスキルが出品されていますが、LINEスタンプの作成は特に多く、アプリ内のカテゴリーに存在していますのですぐに探せます。出品者によってデザインや値段はピンキリですので、色々と比較検討し好みのものを見つけましょう。
私はキャラクターデザイン5,000円、スタンプ16個作成4,000円で計9,000円のものを購入しました。
「結構するな、、、」と思った方もいるかと思いますが、スタンプのクオリティやスタンプを作る目的によって感じ方は違うと思います。私はすごく満足しています。また、先にご紹介したように、自分で担当する範囲を見直すこと負担額は変わってきます。
LINEスタンプ作成までの期間についてですが、私が依頼した出品者さんは対応がとても早く、キャラクターイメージはその日中に来ました。イメージ修正や16種の画像作成もその後2日程度で対応いただきました。
思い描いたスタンプ画像を作ってもらうには?
お金を払ってスタンプを作るのであれば、極力イメージどおりのものを作って欲しいですよね。ここではイメージを伝えるコツをご紹介します。
イメージを伝える具体的な手順は以下です。
- スタンプ作成の目的を改めて考える
- コンセプトを考える
- 流行のスタンプの種類・構図を調査する
- 構図を決定する
- 上記を視覚的に伝える
これを考えるためにノートを作ることをおすすめします。
1.スタンプ作成の目的を改めて考える
そもそもイメージを考えるには、LINEスタンプを作る目的が重要です。何のために作るんだっけ?友人へのプレゼント?お金稼ぎ?ここがブレると出品者の人へ依頼内容が正しく伝わらず、お金をかけた割に結果が伴わないと感じてしまうでしょう。
私は、家族LINEで両親が手軽に使えるスタンプを作りたい!というのが目的でした。
(あわよくば、バズらないかな。という魂胆もありましたが、次の章でお伝えするように、やはりうまく行きませんでした。)
2.コンセプトを考える
次に、キャラクターイメージを固めるためのコンセプトです。
私の場合、家族LINEで使えるスタンプというのが目的でしたので、飼っているポメラニアンをモチーフにすることは決まっていました。
ここで、ポメラニアンの特徴として、タヌキ顔とキツネ顔が存在するので、双子設定を思いつきました。また、家族LINEでは1人の意見に対して次々に反応していく特徴があると思いました。なので、双子のポメラニアンがワイワイガヤガヤしているというコンセプトで、その様子をスタンプ化しようという結論にいたりました。
3.流行のスタンプの種類・構図を調査する
コンセプトが決まったので、次は構図の材料探しです。材料は、他の方が作成したLINEスタンプや、ネットに転がっている写真を用いれば十分です。
私は、飼い犬の写真からポーズをある程度考え、犬のスタンプからそれに合う絵柄やポーズを探しました。
4.構図を決定する
いよいよ構図の決定です。構図には、以下が必要です。
- シチュエーション
- セリフ
- ポーズ
私は、まずシチュエーションから考えました。
例えば、『家族の意見に賛成する様子』を思い描くと、一人が賛成し返事をし、それに乗っかって、次々返事が続いていく様子が思い浮かびました。これをスタンプで表すと、
・一匹目が「はーい。」返事をしているスタンプ
・二匹目がそれに続き「はいはーい。」と返事をしているスタンプ
という2種類が必要と考えました。シチュエーションから考えると、このようにおのずと必要なセリフも決まっていきます。
最後に、調査した材料をもとにポージングを決めれば構図の完成です。
5.上記を視覚的に伝える
上記で決めてきた内容を出品者へ伝えます。伝える方法は、ココナラアプリの機能を使います。アプリから購入を行うと、出品者とチャットでやり取りすることが出来る様になります。このチャットでは、写真を送ることも可能です。
具体的な流れをご紹介します。
・上記②でキャラクターコンセプトとイメージするポメラニアンの写真(タヌキ顔とキツネ顔)、③で探した好きな絵柄をいくつか送りました。
・その情報をもとに出品者の方からキャラデザが送られてきました。それを見て、イメージと異なる部分を伝え、ブラッシュアップしてもらいました。
・結果、仕上がったキャラクターイメージがこちらです。
(右)ブラッシュアップ前、(左)ブラッシュアップ後
・キャラデザが固まったので、構図を伝えました。
・結果、仕上がったスタンプ画像がこちらです。
以上、大変なようですが、自ら構図を考えるところからスタンプを作成するまで、3日間でできました。
何より、自分の思い描くものが形になる感動は想像以上でした。
是非、真似していただきたいと思います。
販売収益はどれくらいかお見せします
最後に、販売収益についてご紹介します。
先にご紹介したように、私がスタンプを作成した目的は、収益化ではありませんが、あわよくば収益を上げ、スタンプ作成代を回収できないかなんてことを考えました。
スタンプ作成の売上をお見せします。
私がスタンプを作成したのは丁度1年前なので、販売期間は1年間です。
『全然売れませんでした。』
スタンプの販売額は120円、1つ売れるあたりの収入は31円です。つまり、売れたのは約20件で、購入した9割は家族や友人ですね。更に、LINEスタンプは売上が1,000円を超えなければ引き落とせませんので、手元に入ったのは0円です。
ここまで読んだのに夢がないじゃないか。。。
そう考える方もいるかと思います。しかし、ここで私が伝えたかったのは、自作のLINEスタンプは全然売れないということではありません。前述のとおり、LINEスタンプを作るうえで1番重要なのは、『作る目的』です。
収益化したいのであれば、売れるコンセプトでスタンプの構図を考え、売れるような販売戦術を実行しなければいけません。(例えば、SNSで広める等)
あわよくば売れるなんてことは、ほんの一握りの強運の持ち主にだけ与えられた特権です。
ちなみに売れるスタンプを作る方法は、以下の記事を参考にしてみてください。
最後に
本記事では、絵が苦手な人でも簡単にLINEスタンプを作る方法を解説しました。
是非、参考にしてみてください。
そして、最も重要なLINEスタンプを作る目的をよく考えてみてください。
また、ココナラはLINEスタンプ作成以外にも様々なことの実現をサポートしてくれる強力な助っ人です。
是非、使ってみてください。
lteru
最新記事 by lteru (全て見る)
- 【ノーコード・ローコード】OutSystemsでアプリづくり#04 ~マッチングアプリをつくる①~ - 2022年8月13日
- 【ノーコード・ローコード】OutSystemsでアプリづくり#03 ~簡単なリスト型アプリをつくる③~ - 2022年7月24日
- 【ノーコード・ローコード】OutSystemsでアプリづくり#02 ~簡単なリスト型アプリをつくる②~ - 2022年7月22日